Nurse With Wound
Chance Meeting On A Dissecting Table Of A Sewing Machine And An Umbrella
A1. Two Mock Projections 06:22
A2. The Six Buttons Of Sex Appeal 13:10
B. Blank Capsules Of Embroidered Cellophane 28:18
Limited and numbered edition in :
> black vinyl: 700 numbered copies + exclusive 1 badge
> silver-grey and black vinyl: 300 numbered copies + exclusive 2 badges & 1 postcard
> clear vinyl: 50 numbered copies + 2 poscards + 2 badges
公式リイシュー。コリン・ポッターによる1979年のLPの新リマスター盤+「シルバー・エディション」ゲートフォールド・ジャケット+ゲートフォールド・インナーにNurse With Wound 全リスト。
LP、デラックス・メタリック・ゲートフォールド。1979年にリリースされた不朽の名盤「Nurse With Wound 」の待望の再発盤。当時サウンズに「ファウスト・テープスを回転木馬のように聴かせるレコード」と評されたこの作品は、30年以上経った今もこの見方を変えるものはなく、「アヴァンギャルドのサージェント・ペッパー」と言っても過言ではないだろう。メンバーは以下の通り: John Fothergill(シンセサイザー、ギター、キーボード、管楽器)、Heman(シンセサイザー、ギター、キーボード、管楽器)、ニッキー・ロジャース(ギター)、Steve Stapleton(シンセサイザー、フルート、ギター、キーボード)。
アルバムの同じく珍しいタイトルは、ウルグアイ生まれのフランス人作家 イシドール=ルシアン・デュカスが ロートレアモン伯爵のペンネームで書いたシュールで詩的な小説『Les Chants de Maldoror』からの引用である。このレコードは、1998年にTheWireが発表した「(誰も聴いていない間に)世界を熱狂させた100枚のレコード」に含まれており、アヴァンギャルド、エクスペリメンタル、サイケデリック・ミュージックに永続的な影響を与えたレコードのひとつである。有名な「NWWリスト」が初めて登場したのはこのレコードで、Nurse With Woundに影響を与えたミュージシャンやグループの名前が何十と並んでいる。このリストは、ゲートフォールドのインナースリーブに再現されている。
Steven Stapletonが1978年にロンドンでサインライターとして働いていたときに、このアルバムは生まれた。独立系レコーディング・スタジオでの仕事を終えた彼は、スタジオのエンジニア、Nick Rogers 会話を交わした。スタジオが持ち込む広告やナレーションの仕事に不満を抱いていたロジャースは、もっと実験的なバンドと仕事をしたいと希望した。ステイプルトンは、自分がそのようなバンドに所属していることをロジャースに伝え、スタジオでのデートの約束を取り付けた。しかし、ステイプルトンは嘘をついており、急いで何かをまとめなければならなかった。彼は友人のJohn FothergillとHeman Pathakに電話し、何か楽器を手に入れるように言った。こうして、パーカッションのステイプルトン、ギター(リング・モジュレーター内蔵)のフォザーギル、オルガンのパタックという『ナース・ウィズ・ワウンド』(その名前は映画『戦艦ポチョムキン』の1シーンに関係していると言われている)の最初のラインナップがすぐに揃った。トリオはスタジオに入る前にリハーサルをする機会もなかったが、アルバムは6時間以内に完成し、ロジャースはスリーブに「コマーシャル・ギター」と呼ばれるものを加えた。スタジオのピアノとシンセサイザーも使われた。この話は、ありそうにないほど偶然の産物だが、デイヴィッド・キーナンが著書『England’s Hidden Reverse』のために個別にインタビューした際、ステイプルトンとフォザーギルはこの話に同意している。
このアルバムには3曲の長いトラックが収録されているが、ステイプルトンは、これらは即興演奏に若干のオーバーダビングを加えて編集したものだと述べている。古いポルノ雑誌を使ってスリーブをデザインしたステイプルトン
このアルバムで最も話題になっているのは、伝説的な “Nurse With Wound List “と呼ばれるバンドやアーティストのリストである。